河野太郎が世界を騙した国連核兵器廃絶決議案

※1 ◆は参照報道;①〜はその要点で、論旨明確化と背景説明を加えた「意訳」です。敬称略。
※2 ❶〜や※で始まる文章は私見です。
※3 Web登録後も関連報道などを追記します。

◆日本政府の国連核兵器廃絶決議案 核禁条約触れず、棄権続出 核使用容認の解釈も(朝日)
http://www.asahi.com/articles/DA3S13203802.html

①採択されたが、核保有国する米英仏の賛成が得られた半面、賛成は昨年から23カ国減った

②「核禁条約ができたことは、無視できない画期的な出来事のはずだ。今年は賛成できない」コスタリカ

③「過去の決議からの根源的な逸脱があり落胆している。棄権を宣言する」NZ

④「自衛目的なら、核兵器使用は合法という意味になる」フランス

➎日本案に賛成した核保有国は米英仏の三国。米国はオバマ時代から賛成してきたが、核軍拡を目指すトランプ政権に迎合する改悪を提案し、トランプも賛成し、昨年まで核抑止力理由に反対してきた英仏も賛成に回った。非核国は怒り狂っている。

河野太郎の決議案と電話説得の内容は姑息で144国を騙したと言える

⑦例えば、昨年の日本政府決議文は「核兵器の『あらゆる』使用による壊滅的な人道的結末についての深い懸念」だったが、今年は『あらゆる』を抜き、自衛権の行使として核兵器使用の合法化する意図が隠されている

⑧さらに、昨年の「核兵器の完全な廃絶を『達成』するという明確な約束を再確認する」からは『達成』が削除され、核の使用を禁じていない核不拡散条約(NPT)と完全一致させている

⑨今年の決議案に賛成した後に、河野太郎の意図を知ったスイスとスウェーデン「再解釈や書き直しのいかなる試みにも断固として反対する」

➓外務省は「北朝鮮核開発の危機から日本等が自衛するための核兵器の使用は禁止されるべきでなく、その使用は自衛権に属する」と解釈される文書を送り付けた

⑪外務省「北朝鮮の脅威にさらされている我々の感覚と、遠く離れた国々とは全然違う」と嘯く

被爆国として核廃絶を訴えながら、『核禁条約に賛同しない』日本政府は国際社会で非難に晒されている

⑬日本の決議案を1994年にスタートさせた河野洋平氏(太郎外相の父) 「日本はダブルスタンダードではないかと言われ、全く説得力を失う」

河野太郎氏と息子の河野太郎は、安倍晋太郎と息子の安倍晋三ほどの、父とは真逆の政治イデオロギーを持っているようだ。