板門店宣言―文在寅・金正恩会談

※1 ◆は参照報道;①〜はその要点で、論旨明確化と背景説明を加えた「意訳」です。敬称略。
※2 ❶〜や※で始まる文章は私見です。
※3 Web登録後も関連報道などを追記します。

◆[全文] 「朝鮮半島の平和と繁栄、統一に向けた板門店宣言」(ハンギョレ新聞)
http://japan.hani.co.kr/arti/politics/30421.html

朝鮮半島にもはや戦争はなく、新たな平和の時代が開かれた。
 冷戦の産物である長年の分断と対決を一日も早く終息させ、
 民族的和解と平和繁栄の新しい時代を果敢に開く。

民族自決の原則を貫きそれを履行
・双方の当局者が常駐する南北共同連絡事務所を開城地域に設置する
・当局、国会、政党、地方自治体、民間団体など各界各層が参加する民族共同行事を積極的に推進
アジア競技大会をはじめ、国際試合に共同で出場し、民族の知恵と才能、結束した姿を全世界に誇示する
・南北赤十字会談を開催して離散家族・親戚の再会を含む諸問題を協議し、解決する
・東海線と京義線鉄道と道路を連結し現代化

③軍事的緊張状態の緩和
・一切の敵対行為を全面的に中止
・西海(黄海)の北方境界線一帯での漁業協定
・国防部長会談、将官級会談を定期化

④恒久的で堅固な平和体制を構築
・「相互不可侵」
・「段階的軍縮
・「南北米」3者または「南北米中」4者会談の開催
・目標は「完全なる非核化」

朝鮮半島の非核化を実現させる国際環境を作る
・朝鮮側の主導的な非核化措置が非常に有意義で重大であるという共通認識を基盤として、南北はそれぞれ自分の責任と役割を果たす
文在寅大統領は今年秋に平壌を訪問する

2018年4月27日
板門店
大韓民国大統領 文在寅
朝鮮民主人民共和国国務委員会委員長 金正恩