岸田外相に大嘘を言わせる外務官僚の愚かさ

(1) 日本外務官僚の虚言癖
(2) SF市議会全一致で慰安婦像設置決議
(3) 日本の深刻な病理;ネットウヨ的日本人3千万人

※敬称略 ◆は参照報道、①〜はその要点


………(1) 日本外務官僚の虚言癖………

◆日ロ外相会談の記者会見、岸田外相の説明を次々に打ち消したラブロフ外相、岸田外相呆然自失(TBS)http://news.tbs.co.jp/sp/newseye/tbs_newseye2594950.html
①モスクワを訪れている岸田外務大臣は、1年7か月ぶりのラブロフ外相との会談後の共同会見で立ち上がれずに座ったままでした。

②岸田外相『ラブロフ外相と領土問題について突っ込んだ議論を行った。認識はラブロフ外相と共有できた』
ラブロフ外相『北方領土は話題にあがっていない』

③岸田外相『北方領土問題と平和条約締結交渉を一体で進めるという日本の立場を説明し、交渉を再開させた』
ラブロフ外相『北方領土問題は協議していない』

④岸田外相『成立させた安全保障関連法は地域と国際社会の平和と安定に積極的に貢献していくためのものである』
ラブロフ外相『大事な問題なので私もひと言、言いたい。開かれていない軍事同盟は地域の緊張緩和には役立たない』

⑤岸田大臣の説明を次々と打ち消していくラブロフ外相。共同記者会見の終了後、岸田大臣は憮然とした表情を見せ、暫く席から立ちあがることができませんでした。

今日記者会見で次々と岸田外相の説明を否定したラブロフ外相・・・岸田は外務官僚の操り人形に過ぎず意識なき身体のみ。大嘘つきは日本外務官僚なのだ。なにしろ集団的自衛権で歴史的な大嘘をいわせた官僚どもだ。

………

昨年末に習近平主席と安倍の会談をセットした谷内正太郎内閣特別顧問―元外務事務次官)も大嘘を岸田に言わせ、中国から警告されている。
①岸田外相『双方の間で合意した4項目原則的共通認識は、日中関係の改善にとって極めて重要だ。日本もこれを実行することに努める』

※楊潔チ国務委員―谷内正太郎国家安全保障局長「4項目原則的共通認識」2014.12.7
1)中日間4政治文書の原則と精神を遵守
2)歴史を正視し、政治障害を克服
3)釣魚島領土紛争の存在を認識し、対話と協議で危機管理システムを創立
4)双方は信頼し合し、外交関係を再起動する。

②谷内『日中4基本文書の精神を遵守すると約束したが、ポツダム宣言の遵守は約束していない』

王毅外相『4基本文書の全てに日本はポツダム宣言8項を遵守すると明記されている。ポツダム宣言8項は戦後日本の領土を局限するもので、釣魚に対する主権主張を日本は放棄し、主権の帰属は戦勝国だけが決定できることを日本は受諾して降伏を承認されたのだ。
そのことは会議において何度も、首脳会談に応じる前提条件だと言い、しかし両国民を短時間で説得する困難から、釣魚島領土紛争の存在を認識し危機管理システムから構築すると第3項目に明記したのだ』

王毅外相『肝心なことは、日本側がこの4項目原則的共通認識を遵守し実行に移すことだ。日本は➊真剣に反省し、問題解決を決心すべき➋歴史を正確に認識し直し、過去の侵略行為から徹底的に決別すべき➌中国の発展を正しく客観的に認識し、敵国視してはならない。それが日本の平和的な発展の道だ』


………(2) SF市議会全一致で慰安婦像設置決議………

慰安婦記念碑、米サンフランシスコに設置へ 市議会が決議案可決(朝日)
http://www.asahi.com/articles/ASH9R3TZJH9RUHBI007.html
慰安婦像設置を支持=米サンフランシスコ市議会全会一致で採択(時事)
http://www.jiji.com/jc/zc?k=201509/2015092300163&g=pol
①決議「戦後70年の年に、性奴隷として計り知れない苦痛を味わった少女や女性たちを追悼するための場を作る」

②11人の市議のうち8人が共同提案し、多数決で決定する予定で審議が始められたが、日系人による反対活動の乱暴さ、被害者女性に対する人権無視、それに日本政府による露骨で大規模なロビー活動に批判が集まり、全会一致で可決された。(TBSラジオ荻上さん)

③記念碑をつくる費用は市民団体などの寄付でまかなう見込みで、今後、市とこうした団体はデザインなどを話し合い、公共の公園や広場などに設置する。

※「中華系が主導」と反中国主義の日経新聞、SF市議会議員の全員が賛成しているのに。
・・・安倍を二度も首相にする日本国民の民度を見れば、慰安婦像の設置は已むに已まれぬ歴史正常化の対策である。


………(3) 日本の深刻な病理;ネットウヨ的日本人3千万人………

数万人のネットウヨの周囲に1千万のシンパととりあえず書きますが、実際はもっと日本の病理は深刻です。

先日、「WWⅡのBC級戦犯法廷はアジア各地で開催され、憲兵を中心に1000人弱が死刑。だが、中国だけは数年の教育後に全員を日本に帰した。日本側では『中共のスパイになった』と危険視」と言ったら相手は即座に『当然だ。スパイ教育せずに帰国させる馬鹿がどこにいるか』と平然と述べた。

そういった話し相手は中道やや保守のB層で、3千万人は存在する。周恩来が「厳罰にすれば、仇討の連鎖になり、真の和平は永遠に無くなる」と述べ、歴史学習をさせたのちに日本に帰国させた。その歴史教育が「スパイ養成教育」なのだとは受け取る日本側の思いであり、受け取る側の問題である。

ソ連が旧満州で捕えた憲兵や侵略的経営者など2千人余りにスパイ教育など無意味だろう。帰国して半数が「スパイ教育された」と訴えるだろうから。だが、そんな訴えは聞いたことが無い。歴史教育をスパイ教育というのなら、例のイクホウシャの歴史教科書なども日本人を反中教育するものだ。

政治権力の利権に捕えられた政治家の歴史認識など、普通には、歪曲なしには持ちようがないだろう・・・問題は、そうであろうと、なかろうと、一人も死刑にせず日本に帰してくれた中国にまずは感謝するのが正しい倫理観のある人間であり、「スパイ教育」と主張する人には人間性の問題があると思う。

そういう人間性に問題がある日本人が1千万、いや3千万と言いましたが、それは朝日の国際部記者、特に古谷を中心とする中国総局に極めて顕著で、「中国人が正しい行いをするはずがない」という想いが彼らの記事の全ての細部にまで隠しようがないのです。

中国が、そうであろうと、なかろうと、他人様をそのように悪しざまに罵り、人間として恥ずかしくないのかと聞きたいのですが、それもまた余計な話のようです。産経は恥も外聞もなく、反日反韓に凝り固まり、単純すぎて騙されようもなくなりましたが、朝日国際部は陰険です。