中国経済減速ショック
※敬称略 ◆は参照報道、①〜はその要点
………８月２４日………
日経平均リアルタイムチャート１分毎を眺めていると、官製相場の消滅を確信させる。２４日午前は一直線に下落し、午後は極めて少額の買い支えがあったのかなかったのか不審に思わせる弱さ。ＮＹのダウ工業平均は▼１０００＄／日とリーマンショックを超えた。シカゴの日経平均先物も１７４００円。
年金基金のＧＰＩＦは国内株２５％、外国株２５％の計５０％まで株式投資比率を倍増させたが、その比率目一杯投資してしまったようで、日経平均もＮＹダウも買い支えるご主人ＧＰＩＦが去って、投資機関が恐怖におびえ始めたという。
◆２４日、日経平均、８９５円安で終了 ５カ月ぶり１万９千円割れ（朝日）
http://digital.asahi.com/articles/ASH8S4H2GH8SULFA019.html
日経平均終値 18,540円、▼4.61%、-895円
中国の景気減速で世界経済に暗雲。為替も１２１円／＄台まで円高亢進。上海総合株価指数８％下落。アジア市場総崩れ。先週末からの全世界同時暴落（上海、東京、アジア⇒ＮＹ⇒欧州⇒東京）が止まらない。中国政府に買い支えを請願する投資家
◆ＮＹ市場、一時１０００ドル超の急（TBS）
http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye2570252.html
２４日23:14 NYダウ15,994＄、118.3円／＄、WTI原油先物38.8＄
日経平均終値 18,540円、▼4.61%、-895円
上海総合指数 3,209.91、▼8.49%
◆日経平均大幅続落、１万９０００円割れ（TBS）
http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye2569588.html
市場関係者「中国政府から『中国の景気は悪くさせない』という明確なメッセージが出なければ、世界同時株安は止まらない」・・・だが李克強首相は爆買に象徴されるバブルを始末する
◆上海株、一時８・５％下落…投資家「投げ売り」（読売）
http://www.yomiuri.co.jp/economy/20150824-OYT1T50046.html?from=tw
「中国の証券当局は１４日、株価が安定したとみて「一般的な状況では、政府は市場に介入しない」と宣言した。ところが、投資家は「政府が市場を見放した」と受け止めて投げ売りを始め、上海指数は先週、１１・５％も下落した。」
上海総合指数は１年間で２．５倍に値上がり。この時期中国は成長率７％に減速し、内需依存度を高め、不動産バブルを抑え込んだ。不動産バブルのあぶく銭は上海株式に逃げ込んだ。バブルは株に追い込まれ、そこで自壊し始めた。上海総合指数は２０００⇒５０００⇒３２００で、まだ処分途上だ。
◆NY外為市場で円買い加速 一時、1ドル＝116円台に（テレ朝）
http://5.tvasahi.jp/000057385?a=news&b=ni
◆Advice After Stock Market Drop: Take Some Deep Breaths, and Don’t Do a Thing（ＮＹＴ）
http://www.nytimes.com/2015/08/22/your-money/stocks-and-bonds/advice-after-stock-market-drop-take-some-deep-breaths-and-dont-do-a-thing.html?smid=tw-nytimes&smtyp=cur&_r=0
アドバイス「深呼吸して、そして何もするな、アイスクリームでも舐めて休憩だ。３０年間は遊んで暮らせる投資利益が残っているはずだから、長期ポートフォリオで心鎮めなさい」
中国経済は日本や米国と比べて遥かに強い力を持っている。中国経済減速と大騒ぎするが、いまだに７％の成長率。私は３〜５％であるべきだと思う。日本や米国の何倍も力強い。内需経済に転換し、投棄バブルを退治しながら、一帯一路というユーラシアの新経済ベルトを建設し始めている。
一帯一路はＴＰＰのような邪悪ともいえる排他性と攻撃性がなく、各国の伝統的経済を温存しながらそれらを有機的に結びつける新経済ベルトである。これは中国を内需転換させ、中国企業をユーラシア大陸に拡散させ、大陸全体の経済を活性化させるだろう。人の往来も盛んになる。国の概念も変わる。
この規模と性質に見合う提案はどの国もできなかった。今になって中国の「一帯一路」を追いかけるだけしか能がない。そんなだらしなさが、今日の世界同時株暴落を産み出している。株は売るな、じっと保有していなさい、「一帯一路」が現実の姿になればその株は果実を産むでしょうから。
◆ＮＹ株は終値５８８ドル安、先行き不安は払拭されず（ＴＢＳ）
http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye2570081.html
２４日、ＮＹダウは１０００＄下げたが、終値直前で中国政府が７％成長を顕示できる、心配するなと声明すると、ＮＹダウは４００＄戻した。ＦＲＢの影響力と中国中央銀行の影響力が拮抗するこの頃である。
………８月２５日………
◆東京株、前日比プラスに＝中国の政策対応を好感（時事）
http://www.jiji.com/jc/c?g=eco&k=2015082500311&utm_source=twitter&utm_medium=jijicom&utm_campaign=twitter
①今朝の日経平均は１７７７７円まで８００円下げたのちに、上海、香港、ＡＳＥＡＮ株の反転で安堵感が広がり８５０円反騰の乱高下。日経平均株価が前日比プラスに転じ、一時８２円８７銭高の１万８６２３円５５銭まで上昇した
中国政府が７％成長を保証する声明を発し、中国人民銀行（中央銀行）が公開市場操作で１５００億元（約２兆８０００億円）を供給し、今年４回目の利下げ０．２５％を発表したことで、安心感が広まった。香港株式が反騰し、ＡＳＥＡＮ各国株も上昇に転じた。
◆中国人民銀行が０．２５％の追加利下げ、今年４回目（ＴＢＳ）
http://cgi.tbs.co.jp/n/AmqC
◆２５日の日経平均は１万７８０６円、７３３円安で終了 ６営業日連続の下落（朝日）
http://digital.asahi.com/articles/ASH8T4GQSH8TULFA014.html
①取引開始直後から売りがふくらみ、一時、前日より７９３円下落。その後、中国以外のアジア市場の株価が上昇したことなどが好感され、２９４円上昇する場面もあった。午後に入ると、中国市場の上海総合株価指数が下げ幅を広げた影響などで再び、１万８０００円割れになった。
②上海総合指数終値は２９６５、▼7.63%・・・１年前は２０００でまだ下げる余地
◆欧州株価 ここ数年で最大の値上がり率（ＮＨＫ）
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20150826/k10010204221000.html
①２５日のヨーロッパの株式市場は、中国の中央銀行が追加の金融緩和策を決めたことが好感され、前日まで値下がりしていた株価は大幅に反発し、主な市場の株価指数はここ数年で最大の上昇率となりました。
②フランクフルト市場で４．９％余り、パリ市場で４．１％余り、ロンドン市場で３％余り上昇
◆ＮＹダウ急反発、一時４００ドル超高＝連鎖安に歯止め（時事）
http://www.jiji.com/jc/c?g=int&k=2015082600026&utm_source=twitter&utm_medium=jijicom&utm_campaign=twitter
①２５日朝のニューヨーク市場の株価は６営業日ぶりに急反発した。優良株で構成するダウ工業株３０種平均は一時、前日終値比４００ドル超上昇。
②午前１１時２０分現在は、４０１．２６ドル高の１万６２７２．６１ドル
◆U.S. stocks rebound after punishing day, but China’s market slides again
http://wapo.st/1Lyxm30
………８月２６日………
中国政府の金融緩和は微妙なもので、邪推すれば「中国国内などで、借金して投機に狂奔した投資家を退場させるが、中長期視点で投資している外国投資機関は排除しない」という金融緩和の臨界点を模索。投機は排除するが投資は護るということ。
◆東京株式市場、売り買いが交錯（ＴＢＳ）
http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye2571240.html
①２６日朝の東京株式市場の平均株価は、値上がりして始まりましたが、その後、売り買いが交錯し、前日の終値を挟んでの小幅な値動き。（９：４５）
②ニューヨーク市場のダウ平均は、一時４００ドルを超す値上がりとなりましたが、取引終了にかけて売り注文が殺到し、結局、２０４ドルの値下がり。
◆26日午前株価 70円79銭高の1万7877円49銭（テレ朝）
http://5.tvasahi.jp/000057475?a=news&b=ne
◆【速報】東証株価7日ぶり大幅反発 終値は3.20％（570円）高の1万8376円83銭（テレ朝）
◆Dow Jones finishes up 3.95%, rising more than 600 points to 16,285.64（ＢＢＣ）
http://www.bbc.com/news/live/business-34005801?ocid=socialflow_twitter
