7月7日は日中全面戦争開始の日

(1) 7月7日は日中全面戦争開始の日
(2) 習近平BRICS首脳会議と上海協力機構首脳会議でロシア
(3) 世界遺産登録の中国は
(4) 南中国海は誰の海?
(5) その他
※敬称略 ◆は参照報道、①〜はその要点

………(1) 7月7日は日中全面戦争開始の日………

◆盧溝橋事件78年で式典 中国が“抗日宣伝”を本格化
http://5.tvasahi.jp/000054183?a=news&b=ni
1931年に満州事変を起こして中国東北地方(満州)を属領にした。その大義は「皇国の生命線防衛」。1937年黄河流域侵略目指す盧溝橋事件をおこし、日中が全面戦争になった日

◆抗日戦争勝利70周年記念展が開幕(人民日報)
http://j.people.com.cn/n/2015/0707/c94474-8916680.html
①中国人民抗日戦争記念館は7日、「偉大な勝利、歴史への貢献、中国人民抗日戦争ならびに世界反ファシズム戦争勝利70周年記念展」を開催する。

②展示は「中国局地抗日戦争」「全民族抗日戦争」「中流の砥柱」「日本軍の残虐行為」「東方の主戦場」「正義にかない多くの人が支持」「偉大な勝利」など8部構成。展示総面積は6700平方メートルで写真1170枚、物品2834点を展示する。8日から正式に一般公開し、基本展示として長期間展示する。

【写真】七七事変の28の瞬間(人民日報)
http://j.people.com.cn/n/2015/0707/c94474-8916715.html
①1937年7月7日夜10時、日本帝国主義華北駐留軍が盧溝橋の中国の二十九軍に対して進攻を発動(すなわち盧溝橋事件)。8月13日には上海にも進攻し、全面的な中国侵略戦争を開始した。

②全国人民の抗日の高まりと中国共産党の抗日主張の影響下、盧溝橋と上海の軍は奮起して抵抗した。中国人民の勇敢な8年間の抗日戦争が始まった。

◆抗日戦争勝利70周年、われわれは何を記念するのか(人民日報)
http://j.people.com.cn/n/2015/0707/c94474-8916741.html
①78年前の今日、日本軍国政府は「七七事変」(盧溝橋事件)を発動し、全面的な対中侵入を開始した。まさにこの日から中国の軍民は奮起して反撃し、8年の長きにおよぶ全面的な抗日戦争を行い、最終的に偉大な勝利を得た。(文:沈丁立・復旦大学国際問題研究院副院長)

②中国人民のこの英雄的壮挙をわれわれが盛大に記念するのは、歴史を銘記し、教訓を振り返り、経験を総括し、平和を永遠に保つためだ。

③19世紀から中国の進歩は徐々に減速し、改革過程は難度も妨げられ、地域と世界の競争の中で次第に落伍したうえ、帝国主義植民地主義の横行する時代に世界の列強から侵犯され続けた。1930〜40年代の日本による対中全面侵入は、百年間にわたる中国の没落と屈辱の最後の一編だ。

④だがこの最後の一編において、中国人民は中国共産党の指導の下、全国の軍民が共通の敵に対して一致団結して敵愾心を燃やし、この上なく勇敢に戦い、家と国を守る壮麗な物語を綴ったのである。

⑤貧しさと弱さが積み重なっていたうえ、これほどの不遇と波瀾を経験したために、中国は抗日戦争の勝利の貴さを一層理解している。平和はどうやって永続できるのか?結論は明らかであり、自国が強くなることだ。

⑥貧困を脱し、発展を図り、強大な新中国を建設することは、抗日戦争勝利の必然的な延長線上にある。抗日戦争勝利70周年を記念するにあたり、われわれはややゆとりのある社会の全面的な完成を核心的目標とし、全面的な近代化を中国の進歩の時代的追求とする必要がある。

歴史修正主義思潮が世界のある片隅でなお存在し、猛威を振るってすらいることに強く警戒しなければならない。自国のみの利益のために近視眼的になっている超大国があることにため息をついている。

⑧前事を忘れず、後事の師とする。われわれが歴史を鑑とするのは恨み、報復するためではない。反対に、中国はかつて敗戦国を寛大に許した。われわれは甚大な民族的犠牲を払った後もなお、かつて戦った国の人々と共に歴史を振り返り、戦後国際秩序を維持することを望んでいる。

⑨われわれが抗日戦争の勝利を記念するのは、平和を永遠に保つためだ。中国は抗日戦争で軍民数千万人が死傷した。われわれにとっての平和の意義を中国ほど深く理解している国は世界にない。第2次大戦のアジア太平洋の戦場は中国で始まり、中国で終わったのだ。

◆七七事変78周年 歴史を振り返って明晰な認識を(環球時報/中国網)
http://japanese.china.org.cn/jp/txt/2015-07/07/content_36002491.htm
①7月7日は「七七事変」(盧溝橋事件)の78周年の記念日である。1937年7月7日、日本の侵略者は宛平城を砲撃し、国内外を震撼させた。日本軍国主義に対する中国人民の全面的な抗戦はここから始まった。

②1931年の「九一八事変」(満州事変)から数えれば中国の抗日戦争は14年にわたるが、その前半6年は局地的な抗戦、後半8年は全面的な抗戦と分けることができる。中国の抗戦の歴史を世界の反ファシズム戦争の歴史の枠組に入れて考察することは、重要な刑事を与えてくれる。(文:宋方敏・昆侖策研究院常務副院長、解放軍少将)

③中国の抗戦は欧州の戦場より早く始まり、遅く終わった。中国の抗戦が世界の反ファシズム戦争に支払った代価と犠牲、貢献は比類のないもので、世界の重視を受けるべきものである。

④中国の抗戦は欧州での戦争よりも早く始まり、遅く終わった。ドイツのポーランド侵攻は1938年9月。1943年9月8日にはイタリア降伏、1945年5月7日にはドイツが降伏。その間7年。

⑤中国では1931年に東北地方(満州)で抗戦開始、1937年全面的抗戦に拡大。1945年9月2日、日本代表が米国戦艦「ミズーリ号」上で降伏文書に調印、9月9日に中国侵略日本軍総司令の岡村寧次が南京で中国陸軍総司令の何応欽に降伏。欧州の2倍14年にわたって戦火が続いた。

⑥日本軍国主義は依然として世界の平和を脅かす敵である。当時の日本は横暴で道理を無視し、自らの土地が小さく資源が少ないことを理由に拡張を求め、手段を選ばなかった。東洋の儒学の道義も欠いていれば、西洋の紳士の礼節も重んじず、「武士道」だけで攻め急ぎ、まさに強盗国家であった。

⑦日本は1931年の満州事変から行動を開始し、中国とアジアを自らの版図とし、世界に君臨しようとした。日本軍は東北3省から侵略を始め、14年にわたって、中国人への数限りない凄惨な犯罪を積み上げていった。その凶暴さと無恥の程度は、世界と人類の歴史においても例を見ない。

⑧日本政府は今にいたっても反省できていないどころか、再び軍拡の道を進もうとしている。安倍晋三首相はニューヨーク講演で「私を右翼の軍国主義者と呼びたいのならどうぞ」と言い放った。世界平和にとって最も危険な敵である。中国と世界各国はこれを許してはならないし、警戒を怠ってもならない。

⑨中国人民は警鐘を鳴らし、一致団結して、日本のファシズム軍国主義を復活させようとする勢力と戦わなければならない。また平和を愛する全世界の人々も目を覚まし、日本のファシズム軍国主義を復活させようとする勢力と妥協なしの戦いを始めなければならない。

⑩悪を野放しにし、虎を飼っておくことは、世界や人類に対する犯罪とさえ言える。もしも日本の軍国主義が復活すれば、被害を受けるのは中国だけでない。東南アジアや米国、欧州もその被害を避けることはできないだろう。

ファシズム抗戦記念活動、7から8月に、150以上の国と地域と国連で開催_中国網
http://japanese.china.org.cn/politics/txt/2015-07/07/content_36000313.htm

◆「盧溝橋事件から78年で記念式典、習国家主席は出席せず」TBS
http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye2534513.html
習近平首席はロシアに出発。8〜9日BRICS首脳会議(BRICSの銀行と基金立ち上げ、ギリシャ支援)10〜11日上海協力機構首脳会議(印度、パキスタン加盟議論)


………(2) 習近平BRICS首脳会議と上海協力機構首脳会議でロシア………

BRICS銀行:第1回理事会でいよいよ始動 - 毎日新聞
http://mainichi.jp/select/news/20150708k0000m020023000c.html
頭取がインドから、銀行本部は上海。明日からBRICS首脳会議がロシアで

上海協力機構ウファサミットは一里塚の意義を持つ—ロシア連邦工商会のカタリナ会長「シルクロード経済ベルト構造の実現は、上海協力機構の繁栄と発展を促進し、中国とロシアの友好と互利互恵の協力を強固にする。」(新華社
http://jp.xinhuanet.com/2015-07/07/c_134388880.htm


………(3) 世界遺産登録の中国は………

◆中国外務省の華春瑩報道官、「中国は、日本が責任ある態度をもって、強制連行と奴隷労働に関する歴史問題を正視し、善処しなければならない」(CRI北京放送)
http://japanese.cri.cn/881/2015/07/07/142s238903.htm
①日本では「明治日本の産業革命遺産」の世界遺産登録発表後、岸田文雄外相と菅義偉内閣官房長官は、それぞれ別の場で「強制連行」の問題は存在しないとし、日本語文章での翻訳では「徴用」に訳しかえると発言したと報道されている。

②華春瑩報道官
・強制連行と奴隷労働は、日本軍国主義が対外侵略と殖民統治期間に犯した重大な犯罪行為だ。
・事実を否認してはならず、歴史を改ざんしてはならない。
・このような大きな是と非の問題において、言葉遊びをすればするほどおかしくなり、国際社会から笑われることになる。
・日本が歴史問題において、最低限の誠意もないことを再び証明したことになる。
・日本は責任ある態度をもって、関連の歴史問題を正視し、適切に処理し、実際の行動をもってアジアの隣国と国際社会の信頼を取り戻すべきだ。

◆日本の「明治日本の産業革命遺産」申請に対して、中国と韓国が日本に歴史を直視するように勧告し、日本は強制労働を認めた(新華社
http://jp.xinhuanet.com/2015-07/06/c_134386294.htm
①UNESCOの世界遺産委員会会議は5日、日本の「明治日本の産業革命遺産」に対する審議を行った。

②UNESCOの張秀琴大使級常駐中国代表は、日本は歴史を直視し、切実な行動を取って、日本の侵略による被害者一人ひとりの尊厳を擁護するべきだと述べた。

③日本政府は審議において、関連遺跡における第二次世界大戦中の強制労働の歴史を認める声明を発表した。

④張秀琴大使級常駐中国代表
・中国は日本が強制労働の事実を無視し、遺産申請を執拗に推し進めることに反対する姿勢を再三にわたり切実に表明し、日本が措置を講じて関係方面の切実な問題を解決するように何度も要求している。
・中国は日本政府の代表が会議で日本側が遺産申請する関係遺跡で第二次世界大戦中に強制労働をさせていた問題を認めると発言したことに注目している。日本政府の代表はまた、当時の日本政府が強制労働政策を実施したことについても容認し、これに対して措置を講じ、被害者を銘記することを承諾した。
・強制労働は日本が軍国主義の時期にはたらいた厳重な罪行だ。中国は日本に歴史を直視し、国際社会の正義の呼び声に耳を傾け、切実な行動を取り、日本の侵略による被害者一人ひとりの尊厳を擁護するべきだと勧告する。

⑤日本政府声明
・1920年代から40年代までに朝鮮(半島)とその他の国の多数の人々が自らの意志に反した状況で、一部の遺跡所在地に強制的に連行され、強制労働に従事させられた。第二次世界大戦中に、日本政府は同様に徴用政策を実施した。
・日本は国際古跡遺跡理事会の提言に対して「真摯に回答」し、説明を通じて「各遺跡の歴史を完全に理解する」作業を行う。

世界遺産委員会会議は最終決定で、日本の声明に注目することを示した脚注を付け、当該遺跡の世界遺産リストへの登録を批准した。

⑦中国UNESCO全国委員会の杜越秘書長
・日本は「明治日本の産業革命遺産世界遺産登録申請」のために長期的に準備を行い、多数の人員を会場での活動に派遣し、自らの企みの真相を隠蔽し、戦争の罪責を回避しようとしている。世界遺産を利用して歴史を水に流す日本の傾向を警戒すべきだ。
・中国と韓国の努力によって、日本は声明の発表を迫られ、強制労働の歴史の罪行を天下に知れ渡った。今後にかけても歴史の尊重と歴史的事実の全面的な反映において、国際社会の監督を受ける。
・国際古跡遺跡理事会は世界遺産委員会の専門的な諮詢機関だ。同機関が日本の「明治日本の産業革命遺産」に対し審査を行い、日本は措置を講じて「各遺跡の歴史を完全に理解する」作業を実現しなければならないと提言し、
世界遺産委員会で決議として採択された。日本は2017年12月1日までに上記提言への報告書を提出し、これを着実に実行し、2018年第42回世界遺産委員会会議で審査を受けなければならない。
・韓国代表は、韓国は十分に厳粛な態度で日本政府の同委員会での発言を受け止めると表明した。

吉田松陰征韓論大東亜共栄圏などを提唱し、朝鮮の植民地化を含めた日本の帝国主義政策に理論を提供した。安倍晋三首相が最も尊敬する人物とされている。松下村塾の登録は問題で、韓国政府は今後国際的問題提起(朝鮮日報
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2015/07/07/2015070702487.html


………(4) 南中国海は誰の海?………

◆中国の南沙埋め立て米が非難:朝日
http://www.asahi.com/articles/ASH7335L1H73UHBI00L.html
中国は堂々と基地を完成させる。米軍の無法行為とフィリピンの不法占拠を阻止するため。先週ラジオで東大教授「中国は軍事基地を作れない、米軍がトマホーク2発も打ち込んだら破壊」と東大教授の知性も小学生なみ。

その東大教授は「それほど孤島防衛は難しいから中国は南シナ海で基地を作れない」と結論していたが、米軍がトマホークか無人機で爆撃したらどうなるか中学生でもわかる。中国は周辺に核ミサイル原潜4隻、ミサイル駆逐艦8隻、M2級戦闘機600機などを配備している。米軍の10倍である。

15年前に南中国海の海南島(四国くらいの面積)の領海線上で米軍のP3電子偵察機と中国の戦闘機が空中接触しP3は海南島緊急着陸し2ケ月間徹底調査された。昨年は同じ海域で米イージス艦が中国の艦艇に強制停止させられた。

今年は米軍の最新戦闘艦がシンガポール出航後に中国海軍ミサイル艦に追尾され南中国海の埋め立て海域直前で阻止されている。米軍は中国軍との対峙に恐れをなしている。だから安倍が自衛隊のP3Cを出撃させ、米軍の代わりに中国軍との対峙を買って出たとも言える。だが、自衛隊もびびっている。

中国は紀元後の2000年間で純粋の中華民族政権は宋と明だけ。あとは中国を征服した異民族の帝国。だから明の業績を大切にする。明時代に鄭和将軍が南中国海を整備し東南アジアから印度、中東、アフリカまでの定期貿易航路開設している。中国にとって南中国海は特別である。


………(5) その他………

択捉島で進むリゾート開発 ロシア支配が既成事実化
http://5.tvasahi.jp/000054219?a=news&b=nss
この記事は『寝言』か『夢遊病』のなせるわざ・・・ポツダム宣言第8項=日本の主権は北海道・本州・四国・九州の4島に局限される。付属する小島は連合国がその領有を決める。

◆未来志向のメッセージを…戦後70年談話有識者懇談会
http://5.tvasahi.jp/000054199?a=news&b=np
安倍の未来は『戦争』。先制攻撃で敵を全滅し、皆殺しして、無主の大地で『平和』を叫ぶ基地外沙汰。

◆「新国立競技場、2520億円の事業案を了承」TBS
http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye2534947.html
精神主義」と「特攻」で作れや、阿呆ども。税金出すな。スポーツ利権者から全額寄付させろ。日本体育の腐敗は安倍の極右を同次元で日本の深刻なる病理である。

◆中国の南沙埋め立て米が非難:朝日
http://www.asahi.com/articles/ASH7335L1H73UHBI00L.html
中国は堂々と基地を完成させる。米軍の無法行為とフィリピンの不法占拠を阻止するため。先週ラジオで東大教授「中国は軍事基地を作れない、米軍がトマホーク2発も打ち込んだら破壊」と東大教授の知性も小学生なみ。

その東大教授は「それほど孤島防衛は難しいから中国は南シナ海で基地を作れない」と結論していたが、米軍がトマホークか無人機で爆撃したらどうなるか中学生でもわかる。中国は周辺に核ミサイル原潜4隻、ミサイル駆逐艦8隻、M2級戦闘機600機などを配備している。米軍の10倍である。

中国は紀元後の2000年間で純粋の中華民族政権は宋と明だけ。あとは中国を征服した異民族の帝国。だから明の業績を大切にする。明時代に鄭和将軍が南中国海を整備し東南アジアから印度、中東、アフリカまでの定期貿易航路開設している。中国にとって南中国海は特別である。