深読み;IMF改革、ISと南中国海

(1) 日米がBRICSに負けてIMF改革へ
(2) 米国軍事費削減とIS育成と南中国海軍事危機
※敬称略 ◆は参照報道、①〜はその要点


………(1) 日米がBRICSに負けてIMF改革へ………

IMF改革、5年越しの実現=新興国、米に不満(時事)
http://www.jiji.com/sp/forward?g=int%26k=2015121900199%26utm_source=twitter%26utm_medium=jijicom%26utm_campaign=twitter
テロは権力者からの軍事的暴力に抵抗する最後の手段。最後の手段に追い込むには、愛知県の悪徳社労士みたいな手を使う;

◆「社員をうつ病に罹患させる方法」と題した文章をブログに載せたとして、愛知県の社会保険労務士を県社労士会が調査しています。文章は、「モンスター社員解雇のノウハウをご紹介!!」と題した連載の40回目とのことです(朝日)
http://digital.asahi.com/articles/ASHDK7GK0HDKOIPE029.html?platform=hootsuite
この悪徳社労士の「社員をうつ病に罹患させる方法」は、長年大企業の人事部が組織的に大々的に実施してきたノウハウの集大成であり、新規性はないようです。

気に食わない国に対して
➊財界や投機筋が為替暴落をしかけ
➋その救済融資と称してIMFが住民の生活権を根こそぎにさせ
➌政府に抗議する住民に軍事訓練を施し武器を与え内戦を起こさせる
➍内戦が大規模になると内部抗争から分裂内戦となり難民が発生する
IMF出資国に無差別テロが発生するとその本国を報復と称して軍事侵略する
➏気に食わない政権を倒し首脳を惨殺するが、その国は極度の内乱に陥り国の態をなさなくなる
➐傭兵でしか食えなくなった庶民が世界に拡散し、自暴自棄から個別に無差別テロを起こす
➑再び「報復」の空爆

そんなIMFの問題をマハテールが公然と非難した。IMFが貧困者をテロに追い詰めるのだと、中国などBRICSが主張し、IMFは貧困国民救済に方向転換すべきだと要求したが米国と日本が拒否し、IMF増資問題でもBRICSの出資を米議会が拒否してきた。ラガットも米議会を非難してきた。

日米が貧困国を新自由主義に染め上げる武器として為替暴落操作とIMF救済融資を利用してきたから世界にテロが広がった。オバマ政権はIMFの改革とBRICS出資比率増大を認めたが、米議会と日本財務省が拒絶してきた。そこでEUはラガットを専務理事に送り込んで日米を敗北させた構図。

IMF改革とBRICS出資比率増をオバマが認めても米議会が拒否して5年。中国はしかたなく、アジアインフラ投資銀行とインフラ基金およびBRICS銀行とBRICS基金を立ち上げた。

中国がBRICSとして立ち上げた、AIIBとインフラ基金BRICS銀行とBRICS基金の創業資金はIMFの半分。2年後に倍額増資されるとIMFを凌駕し、IMFは機能障害に陥る。そこでIMF増資を米議会が承認したが、その主役BRICSは日米の強引さに不満。だが確実に時代は変わる。

IMFの出資比率は、増資後、米日中の順になる。IMFは既に人民元を融資と返済の通貨に使用する決定をしており、その比率はドル、ユーロ、ポンド、人民元、日本円の順位である。


………(2) 米国軍事費削減とIS育成と南中国海軍事危機………

専守防衛予算はGDP1%として年間17兆円。外国派兵費が年58兆円
➋ほかに州軍があり陸空軍を保持し、CIAも自衛隊並の予算で軍事組織を保持

➊の専守防衛予算と➋の州軍の合計は推定22兆円
➊の外国派兵駐留費と➋のCIA軍事費の合計は推定61兆円

ここから憶測;
オバマは軍事費3割削減を掲げる。外国派兵費は18兆円削減
➋EU各国は軍事予算を半減して経済を維持している。NATO各国の軍事予算を倍増させGDP比2.5%に増額させる世論つくりにISを支援した
➌安倍は「肩代わりするから中国を一緒に懲らしめよう」と提案
ペンタゴンは南中国海の人工島問題を大宣伝し、これが「尖閣」防衛から米軍を引かせると思わせて、自衛隊を南中国海に派兵させる肩代わりを策動している。だが、周辺国は尻込みし、ASEANは日米が南中国海を危険にすると非難し始めた
➎米軍は仕方なく自分でイージス艦とB52を出動させた。

ラジオで耳にした;安倍は来年から二大戦略として
➊『テロ戦争』に貢献し欧米に恩を売ることで欧米に中国を懲らしめさせる
➋『歴史戦争』今年は防戦から宣伝に打って出たが、来年は中国や韓国に歴史戦争の宣戦布告をおこない、堂々1億総力戦争を遂行し中国と韓国を懲らしめ恥をかかせる