アベノミクス効果=日本企業の信頼性が音をたてて崩壊

(1) 神鋼製品の“不使用”勧告 欧州航空業界に波及
(2) 日産:発覚後も無資格検査
(3) 西室泰三氏が死去 東芝日本郵政社長など歴任
(4) 日本産業の信頼が音をたてて崩れている、崩壊させたのは自民党の政治である

※1 ◆は参照報道;①〜はその要点で、論旨明確化と背景説明を加えた「意訳」です。敬称略。
※2 ➊〜や※で始まる文章は私見です。
※3 Web登録後も関連報道などを追記します。

(1) 神鋼製品の“不使用”勧告 欧州航空業界に波及(テレ朝)
http://news.tv-asahi.co.jp/news_international/articles/000112443.html

①ヨーロッパ航空安全庁17日付文書;
「各企業に対して神戸製鋼の製品を使用しているかどうか確認を求める。
 安全性が確認されるまでは可能な限り同社製品の使用見合わせを勧告する」
②ヨーロッパ航空安全庁にはEU各国など32カ国が加盟。
エアバス社やロールスロイスなどが調査開始。

神戸製鋼所がアルミや銅製品などの検査データを改ざんしていた問題で、工業品が安全かなどを示す日本工業規格(JIS)の認証機関が同社に立ち入り検査に入っていた。
⑤JIS法違反が認められれば、認証が取り消される可能性。
神鋼はアルミや銅製品などの性能データを改ざんして製品を出荷したことが明らかになっている。
http://digital.asahi.com/articles/ASKBN4D1SKBNULFA014.html?ref=tw_asahi

神戸製鋼所の製造するアルミ・銅製部材のデータ改ざん問題を巡り、8月の社内調査で事実が発覚し、梅原尚人副社長が会見して問題を公表した後もアルミ・銅事業の一部で不正が継続していた。
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO2249429020102017MM0000/?n_cid=SNSTW001

⑧主力の鉄鋼事業が扱う厚板の加工品でもデータの捏造などが見つかった
⑨顧客が指定した基準を外れた寸法のアルミ製品があったのに、社内調査で報告していなかった
⑩8日に社長が一連の不正を対外的に公表した後も、19日に社内相談窓口に情報提供があり発覚するまで隠蔽を続けていた。
http://www.yomiuri.co.jp/economy/20171020-OYT1T50084.html?r=2

神鋼の経営不安が一挙に広がり、同社の発行済み社債1700億円が紙屑になると危惧する金融機関。金融機関の間では、日銀が神鋼社債を買い取り、証券暴落を防ぎ始めたと観測。

(2) 日産:発覚後も無資格検査
http://www.asahi.com/articles/DA3S13188567.html
http://digital.asahi.com/articles/DA3S13188579.html?ref=nmail_20171020mo
http://digital.asahi.com/articles/DA3S13188541.html?ref=nmail_20171020mo
①9月に国土交通省の指摘を受けて問題が発覚し、社長が「完全に是正しました」と記者会見し た後も、日産車体湘南工場(神奈川県平塚市)で無資格の従業員が検査に関わっていた。
日産自動車9月に国から指摘を受けた後も国内の完成車工場全6工場のうち4工場で、検査に無資格者が関わっていた。同社は19日までに全6工場で新車の出荷を停止
③西川社長「法令順守の再教育を徹底する」
「現場が自立性をもって問題を解決することが、日本のものづくりの強さの原点だ。ただし、現場任せが強すぎた。コントロールが課題だ」
④西川氏は19日夜に「9月20日以降は認定した検査員が100%行うようになった」と語ったばかりだった。国から委託された「完成検査」での不正である
日産車体湘南工場では、指導的立場の従業員が無資格者に対し、「作業が遅れているからやってくれ」という内容の指示をしていた
⑥効率を最優先してきた日産の姿勢が不正を招いた。完成検査の陣容は手薄だった。
国交省幹部「現場の問題ではなく、そういう組織にした側の問題。トップに再発防止を成し遂げる能力がないことがある意味証明された」

(3) 西室泰三氏が死去 東芝日本郵政社長など歴任(テレ朝、日経など)
http://news.tv-asahi.co.jp/news_economy/articles/000112439.html
①西村泰三81才で死亡。
東芝社長⇒会長として原発事業にのめり込み、巨額損失と決算偽装で同社を解体同然にした責任追及され、体調を崩し入院していた。
③政府の郵政民営化委員長⇒日本郵政社長
経団連副会長
⑤戦後70年安倍談話(作成)有識者会議座長。

安倍晋三竹中平蔵市場原理主義の旗振りを務め、日本産業の信頼性を根元から崩す先兵となった人物。
安倍晋三の唯一の民間生活経験の場である神戸製鋼に全社的データ偽装の露呈も安部・竹中・西室らの市場原理主義の成れの果てだ。
神戸製鋼には受注条件の製品規格を達成する技術も風土も無かった。極めて深刻であり、かつまた検査データ偽装は犯罪である。

(4) 日本産業の信頼が音をたてて崩れている、崩壊させたのは自民党の政治である

日本産業の信頼が音をたてて崩れている。最先端の機能や性能で売れてきたのではない、日本製品への信頼は社員の生活を最重視し社員が品質性能改善に貢献した結果だった。

➋それが竹中と安倍によって、産業基盤の根底で全崩壊されてしまった。

 日本企業の信頼性崩壊;
 ・政商化し巨額損失=東芝 (・・・加計学園森友学園
 ・企業内の無法化=神戸製鋼東芝、日産、東洋ゴム
 ・製品欠陥の多発=日立、三菱重工、タカタ
 ・政府系組織内部腐敗=商工中金、原燃、東大

❸日本企業の信頼性を崩壊させたのは自民党の政治である。
竹中平蔵と小泉純一による「市場原理主義
安倍晋三アベノミクスによる「経済堅調偽装」「雇用環境破壊」
政府が報告偽造、報告破棄、内部告発無視を露骨に行い、それに順応しないと勝ち組になれない社会にしてしまった。